令和6年能登半島地震災害支援の報告
お知らせ2024.04.09
令和6年1月1日に発生した「能登半島地震」で亡くなられたみなさまのご冥福を心よりお祈りするとともに、被災された皆さまへお見舞い申し上げます。
私たちコープおおいたでは、東日本大震災で経験した復旧・復興支援活動や、九州北部豪雨災害時に行った支援活動を通して、大規模災害時には、できることを、できるだけ早く被災地に出向き、被災者の声を聴き、 被災者に寄りそうことを行動指針としています。
今回はNPO法人リエラ様を通じて石川県能登町役場および能登町社会福祉協議会より要請をうけ、コープおおいた職員が「キッチンカーむすびやによる炊き出し支援」を行います。
以下より随時、災害支援の報告をさせていただきます。
第1陣活動の様子(活動日1/12・1/13)
1月11日より別府港を出発して12日より活動をしました。
能登勤労者プラザ体育館(70食)、小木小学校(100食)、能登町役場(150食)で炊き出しを行い、雪が積もる環境の中、おでんやスープなどの温かい食事は皆さんにとても喜んでいただきました。
特に鶏飯は「どこで売っているの?」と質問いただくほどみなさんから好評でした。
現地では家から出られない方や、感染症に罹患した方の自宅まで食事を持っていくなど被災者全員で助け合って生活しています。
被害は今後も広範囲になることが予想されます。
第2陣、第3陣と続報については引き続きご報告いたします。
第2陣活動の様子(活動日1/14・1/15)
第2陣は1月13日(土)より別府港を出発して14日(日)より活動を開始しました。
14日(日)の夜の炊き出しは白丸コミュニティ施設にて(100食)を提供しました。白丸コミュニティ施設は、津波被害に遭った地域であり、施設近くの家屋は津波被害が大きく、心が痛む光景がありました。15日(月)昼食の炊き出しでは、不動寺公民館にて(100食)、夕食の炊き出しでは宇出津小学校にて(150食)の炊き出しを行いました。
どの炊き出し場所でも施設に避難をされている方々や近隣にお住まいの方々にも炊き出しを提供することができ、大変喜んでいただきました。特に温かいもの「おでん・たまごスープ・みそ汁」は好評でした。
能登町を移動している道中では、道路の陥没や建物の倒壊など今回の地震の影響を第2陣メンバー全員の目で確認しました。
能登町の多くは「断水」が続いており、今もなお「停電」が続いている地域もあります。今後も被災者の声を聴き、被災者に寄りそうことを続けていきたいです。
第3陣活動の様子(活動日1/16・1/17)
第3陣は1月15日(月)より別府港を出発して16日(火)より活動を開始しました。
今回、炊き出しを行う全ての箇所が山中にある公民館や集会所で、積雪の影響で冬用タイヤでなければ走れないような場所でした。対象者は基本的に高齢者が多く、中にはお子さんの姿もありました。
第1陣、第2陣の報告を受けて予定していた数量より多くの炊き出しを行っていたため、急遽第3陣出発前にだんご汁の具材と、とり飯を追加し、持ち込みました。
16日(火)は18時から神田公民館で40食、17日(水)は12時から上町公民館で60食以上、17時から藤ノ瀬集会所で100食の炊き出しをしました。
避難者の方々からは、「こんなの食べたの久しぶりや」「野菜を久しぶりに食べた」「美味しかった~」と大変喜ばれました。
現在コープおおいたが予定している炊き出しボランティアは、今回の第3陣の活動をもって一旦終了いたしますが、被災者の方々の避難生活はまだまだ長期化することが予想されます。
今後も動向を鑑み炊き出しボランティアをはじめ様々な形で支援を続けて参ります。
第4陣活動の様子(活動日4/2・4/3)
第4陣は4月1日(月)より別府港を出発して2日(火)より活動を開始しました。
今回もNPO法人リエラを通じた要請を受け、「キッチンカーむすびや」による炊き出し支援を行いました。
だんご汁、とり飯・とり天など550食分をお弁当に詰めてお渡しをしました。温かいものや野菜が入ったものは「久しぶりに食べる」と大変喜んでいただきました。
また、コープおおいた職員より能登半島の皆さまへよせがきもお送りしました。
コープおおいたでは被災地の復興を願うとともに、今後も炊き出しボランティアをはじめ様々な形で支援を続けて参ります。
第5陣活動の様子(活動日5/24~5/26)
5月23日に大分を出発して24日より活動をしました。
今回の支援内容は、輪島市にある地域スーパーの「もとやスーパー」を会場とした地域住民の方々への炊き出しと、能登町の仮設住宅にて今もなお避難生活を余儀なくされる皆さんへの炊き出しを行いました。
今回もキッチンカーを調理拠点にとり飯、とり天などが入ったお弁当を提供しました。
温かく栄養バランスのとれた食事に多くの方に喜んでいただきました。
また、地域のお子さんとの交流会を開催し、碁盤遊びなどを一緒に楽しみました。
現在も瓦礫や道路の亀裂の復旧が進んでいない所が多くあります。
引継ぎ、被災地への継続的な支援を続けて参ります。